阿弥陀如来

阿弥陀如来(あみだにょらい)梵名は「アミターバ」[amitaabha]と言い、この梵名のアミターバは阿弥陀という
言葉の元とされています。このアミターバという言葉の意味は、空間と時間の制約を受けない絶対的な存在という
意味を指しています。
大乗仏教という中央アジアで信仰されてきた仏教の如来のひとつとされ、この地よりはるか西方にあるとされる極
楽浄土を統べる存在とされ大事に信仰されてきました。
阿弥陀如来は昔、法蔵菩薩といったが、悟りを得ようとこころざし、長い間修行をかさね、今より十劫というはる
か昔に、その本願を達成して仏と成り、阿弥陀如来と呼ばれました。そして極楽浄土で説法をし、私たちは念仏に
よって、この浄土へ往生することができると説かれました。
阿弥陀如来は日本だけでなく、多くの国で信仰されており、インド・中央アジア・チベット・中国などにおいて広
まりました。
日本には七世紀ごろから信仰されるようになり、奈良・平安・鎌倉時代を通して、しだいに栄えるようになりまし
た。その影響力は強く、浄土宗・浄土真宗・融通念仏宗・時宗などが成立するほどでした。
仏像も数多く彫られ、様々な形や大きさの仏像が彫られているのは阿弥陀如来の信仰の広さを意味しています。

 

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阿修羅

阿修羅(あしゅら)はあすらとも読まれ、八部衆という仏の集団に属しており、修羅(しゅら)とも略される仏像
です。
大乗仏教の時代に戦いを好む仏とされ、六道のひとつである修羅道の主にされました。六道とは天から一番下の地
獄を含めた世界のことを指し、修羅道は人間と畜生の住む世界の間に存在します。
三面四臂(三つの顔と四本の手)で、前の手は合掌している仏像によく彫られます。鬼神の一種であり、修羅道に
ある須弥山(しゃみせん)下の海底に住んでいるとされており、天の部類には属していないのです。
元々は仏教の神ではなく、後に取り入れられたものです。本来サンスクリット語で「asu」が「命」、「ra」が
「与える」という意味で善神とされていたが、帝釈天の登場のせいで地位を格下げされてしまい、そのためか帝釈
天とは絶えず戦争をしているとされており、戦争をするが常に負ける存在とされています。この戦いの場が修羅場
(しゅらば)という語源になっています。
阿修羅は帝釈天に歯向かった悪鬼神と一般的に認識されていますが、少し違うようです。阿修羅は正義を司る神と
いわれ、帝釈天は力を司る神といわれています。しかし、たとえその正義は、それに固執し続けていれば、やがて
は、その正義が悪に染まってしまうと言われています。

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阿しゅく如来

阿しゅく如来(あしゅくにょらい)、阿しゅく仏とも言われており、梵名はアクショービヤ [akSobhya]と言いま
す。仏教で信仰されてきた仏像のひとつであり、密教で尊敬される五仏のひとつとされています。丸い鏡ですべて
を見透かしたような心を持っているとされており、金剛界という世界に住んでいます(金剛界とは密教で大日如来
を知恵と徳で表した世界の事を言う)。梵名のアクショービヤは「揺るぎない心を持った存在」という意味であ
り、揺るぎない心を持った強い存在とされています。
阿しゅくは無動とも訳されており、心が乱れない、動揺しないことを意味し梵名のアクシャービンと同じ意味にな
っています。単体で信仰されることが珍しく、五仏のひとつとして数えられることがほとんです。右の手は膝より
下に伸ばし、大地に触れています(このことを触地印と言う)。身の平安を取り戻した姿と言われており、魔はそれ
によって自らの敗北を認め退散します。
インドでは古くから信仰されているが、日本での信仰は広まらず、独尊としての仏像が作られなかったのはこの為
です。
信仰は広まらなかったが、五仏のひとつに数えられるほどに重要な存在であり、奈良の法隆寺や和歌山の高野山親
王寺では銅造立像があり、重要文化財にも指定されています。

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「愛染明王」

愛染明王(あいぜんみょうおう)は梵名ラーガ・ラージャ(Ragaraja)と呼び、仏教が信仰している対象のひとつであり、独特なつくりをしたをした仏像です。
密教ではとても重要視されている存在でもあります。密教とは、秘密仏教の略称であり、仏教を自称していますが、密教が仏教に含まれるかどうかは学者の間で見解が分かれているようです。
そして、明王とは密教だけに使われる尊格及び称号で、如来の変化した姿であるともされる存在です。
まとめると、愛染明王は密教の信仰対象のひとつであり、如来の化身とされる明王の一つとされるのが正しいようです。

現世の人が仏を信じない原因の一つに「煩悩・愛欲により浮世のかりそめの楽に心惹かれている」ことがありますが、愛染明王は「煩悩と愛欲は人間の本能でありこれを断ずることは出来ない、むしろこの本能そのものを向上心に変換して仏道を歩ませる」とする話をされ、悟られています。いわば、人間の邪な心をそのまま仏の悟りに変える力をもつ仏像なのです。
人間の悪い欲を浄化して正しい方向に変えてしまうなど、すごい力を持っている事がわかります。弘法大師によって日本に伝えられ、息災・増益・調伏を祈る本尊とも信仰されています。
これらの事を見てみると仏教や密教において大事な位置を占めている仏像なのです。

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仏像とは何!?

みなさんは仏像というものを見た事がありますか?
大半の人はイエスと答えるでしょう。

では仏像とは一体なんなのでしょうか。

仏像とは、仏教の信仰対象である仏の姿を表現した像のことを言います。仏の像というぐらいですから、本来は釈迦如来、阿弥陀如来などの如来像を指すのですが、一般的には菩薩像、天部像、明王像、祖師像などの仏教関連の像全般を総称して「仏像」と呼ばれています。いわばお寺にある信仰対象の像であれば、仏像といって間違いないのです。

仏像は日本だけのもではなく、仏教圏の国では、ほとんどの国で見られ、起源は釈迦入滅後500年以上経ってから、西北インド(現パキスタン)のガンダーラと、中インドのマトゥラーの2つの地域で発見され、おおむね紀元後1世紀頃のこととされています。それが仏教圏に広まっていき、日本にも仏像の文化が入って来ました。日本の仏像の特徴は木で出来ており、御神木などの神聖な木が使われることが非常に多く、古代からのアニミズムの影響を受けています。

多種多様な彫り方をされ、地域や宗派によって形や意味が違います。それは、仏教に止まらず日本の文化の歩みであり、これまでの仏教に対する人々の希望が現れた形なのではないでしょうか。

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