阿修羅(あしゅら)はあすらとも読まれ、八部衆という仏の集団に属しており、修羅(しゅら)とも略される仏像
です。
大乗仏教の時代に戦いを好む仏とされ、六道のひとつである修羅道の主にされました。六道とは天から一番下の地
獄を含めた世界のことを指し、修羅道は人間と畜生の住む世界の間に存在します。
三面四臂(三つの顔と四本の手)で、前の手は合掌している仏像によく彫られます。鬼神の一種であり、修羅道に
ある須弥山(しゃみせん)下の海底に住んでいるとされており、天の部類には属していないのです。
元々は仏教の神ではなく、後に取り入れられたものです。本来サンスクリット語で「asu」が「命」、「ra」が
「与える」という意味で善神とされていたが、帝釈天の登場のせいで地位を格下げされてしまい、そのためか帝釈
天とは絶えず戦争をしているとされており、戦争をするが常に負ける存在とされています。この戦いの場が修羅場
(しゅらば)という語源になっています。
阿修羅は帝釈天に歯向かった悪鬼神と一般的に認識されていますが、少し違うようです。阿修羅は正義を司る神と
いわれ、帝釈天は力を司る神といわれています。しかし、たとえその正義は、それに固執し続けていれば、やがて
は、その正義が悪に染まってしまうと言われています。
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